名古屋市南区道徳駅近く歯医者|道徳通りよしかつ歯科

歯科・小児歯科・矯正歯科052-691-1222

歯を失ってしまった

インプラント

インプラントとは

 インプラントとは歯の土台である歯槽骨人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、そこに人工の歯を取り付ける治療法です。
 
 インプラントがブリッジや入れ歯と最も異なるのは、人工歯根(インプラント体)を骨の中に埋め込んで、そこに人工歯を取り付けることから、それ自体が独立した歯として機能します。インプラントは土台にしっかり埋め込まれて固定されているので、自分の歯と同じように噛めること、そして見た目にも天然歯とほとんど変わらない状態に戻せることが最大のメリットです。

インプラント

メリット

安定性が高く、天然歯と同じ感覚でしっかり噛める

天然歯と同等の審美性が保てる

入れ歯のような異物感がない

デメリット

外科処置が必要

自由診療のためコストがかかる

持病があると治療ができない場合がある


治療の流れ

治療の流れ

1、資料採得
 家を建てる時に必ず設計図面を作成するように、治療計画を立てることは一番重要です。口腔内診査、CT、骨組みを見るレントゲン(セファロ)、歯型模型などの資料採得を行います。

2、治療計画立案、説明
 採得した資料をもとに問題点を抽出した上で治療計画を立案し、治療方針、治療の手順、起こりうる偶発症などについてしっかり説明をします。

3、インプラント埋入
 顎の骨にインプラントを埋入します。骨が少なかったり、難しいケースの場合は骨造成など追加の手技を行う場合もあります。

①歯肉を切開して歯槽骨を露出させ、ドリルで穴を開ける。

インプラント治療1

②開けた穴の中に、インプラントをネジのように回しながら埋め込んでいく。

インプラント治療2

③歯槽骨に埋め込んだインプラントの上にヒーリングキャップを取り付け、歯肉を縫合する。この状態で切開した歯肉が治癒するのを待つ。

インプラント治療3

4、治療期間
 骨とインプラントがくっつくまでの期間を待ちます。(通常2〜4ヶ月ほど)

5、上部構造作製
 骨とインプラントがくっついたことを確認し、型取りをして上部構造(人工の歯)を入れます。

インプラント治療5

6、メンテナンス
 インプラントを長く使用していただくためには、定期的なメンテナンスが大事になってきます。インプラントはあくまでも人工物です。ご自身の歯以上にメンテナンスが重要になります。

定期的なメンテナンスを!

 インプラントはあくまでも人工物です。ご自身の歯以上にしっかりとした日常のセルフケア、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要になります。 

 インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラントの周囲にあるのは生身の歯肉や歯槽骨ですから歯周病菌への感染リスクには常にさらされています。インプラントは天然歯より歯周病菌に感染しやすく、しかも進行が早いです。

 歯周病が進行すると天然歯が支えを失って抜けてしまうのと同じようにインプラントでもインプラント周囲炎が進行するとインプラントを支えている周囲の組織がどんどん破壊されていきインプラントがやがて抜け落ちてしまいます。こういったインプラント治療後におきる歯周病菌への感染は、進行の度合いによって2つに分類されます。

インプラント周囲粘膜炎

インプラント周囲粘膜炎

炎症が歯肉にとどまり、まだ歯槽骨には異常がない状態

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎

炎症が進行して歯槽骨の破壊が起きている状態


料金について

資料採得、
診査・診断・治療説明
22,000円
インプラント埋入
〜被せ物セットまで
1本
440,000円~
(税込)

以下は必要な場合ご提案します

サージカルガイド
ソケットリフト
抜歯即時埋入 
55,000円
55,000円
55,000円
(税込)

ブリッジ

ブリッジとは

 ブリッジとは失った歯が1〜2本程度でまだ健康な歯がたくさん残っている場合に用いられる一般的な治療法です。歯を失った部分の両隣に残っている天然歯を支えにして、人工歯を取り付けます。
2つの歯を使って「橋渡し」をする構造をとることから「ブリッジ」と呼ばれます。

ブリッジ図版

メリット

支えとなる両隣の歯を「支台歯」といいますが、ブリッジはこの支台歯を削って金属を被せ、接着剤で固定します。それぞれの歯はしっかりくっつくので、入れ歯に比べると違和感が少ないです。

デメリット

隣接する歯の状態が悪いとできない

隣接する健康な歯(支台歯)を削る必要がある

隣接する健康な歯(支台歯)への負担が大きく、ダメージを受けやすい


治療方法

被せ物が被るように歯の形を整える。
型取り→ブリッジセット

ブリッジ図版
ブリッジ図版

入れ歯

入れ歯

入れ歯とは取り外しが可能な人工歯を入れることで失った歯を補い、噛めるようにする方法です。

→入れ歯が痛い、合わないへ

Q&A

インプラントかブリッジか悩みます。どちらがおすすめですか?

 例えば1本を失ってしまった場合で考えてみましょう。ブリッジは両隣在歯を土台として3本分の働きを2本で支えるので土台となる歯に負担がかかります。入れ歯は金具を引っ掛ける歯に負担がかかります。金具が審美的に気にされる方もいます。この二つと大きく違い、唯一、残存している歯に負担をかけずに治療できるのがインプラントになります。

✔ ご自身の歯に近い状態でしっかりと噛めるようになりたい方
✔ 入れ歯にどうしても慣れることができない
✔ 入れ歯がなかなか安定しない方
✔ 残存している歯に極力ダメージを与えたくない方
✔ 残存している歯を極力削りたくない方

上記のお考えをお持ちの方はインプラントをお勧めします。

インプラント治療が受けられない場合はありますか?

 全身状態に問題なければインプラント治療は可能です。下記のような方は注意が必要です。

✔ 糖尿病、高血圧がコントロールされていない方
✔ ビスフォスフォネート系薬剤を使用させている方
✔ 歯周病が重度に進行しており、コントロールされていない方(歯周病がコントロールされていない場合、インプラント周囲の炎症やインプラントの失敗が生じるリスクが高いです)

インプラントの寿命はありますか?またその後は始めから治療になりますか?

 インプラント治療の成功率は非常に高く、長期の生存率の高さと、残存歯の負担を軽減することから歯を失ってしまった場合の処置としては有力な選択肢の1つとされています。しかし、ご自身の歯に勝るものはなく、あくまでも人工物ということに変わりはありません。天然歯が歯周病になるように、インプラントも歯周病(インプラント周囲粘膜炎・インプラント周囲炎)になります。長期で維持していくためには3ヶ月に1回の定期的なメンテナンスが必須です。